人間の愚かさについて
著者
書誌事項
人間の愚かさについて
(新潮新書, 614)
新潮社, 2015.4
- タイトル読み
-
ニンゲン ノ オロカサ ニツイテ
大学図書館所蔵 件 / 全53件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
『新潮45』連載「人間関係愚痴話」(2013年12月号-2014年12月号, 2015年4月号)を改題の上まとめたもの
内容説明・目次
内容説明
元気をもらう、老人にやさしい、安心・安全…浅はかなメディアがもてはやす、現代人の甘えた認識。著者は、日々の出来事や時事的な話題の中に、この世で人が生きること、老いて死ぬことの本質をとらえなおし、世の風潮のおかしさを鋭くただす。「金を出せば助けられたと思うのは甘い」「野垂れ死にの最期は敗北を意味しない」「人間が大成するには日陰の部分が要る」など、豊かな見聞と経験に裏打ちされた人生哲学。
目次
- できるだけ穏やかにこの世から退去する
- 金を出せば助けられたと思うのは甘い
- 元気は仕方なく自分でかき立てるもの
- 安心して暮らせる老人などいなくなる
- メディアの美談の類いには用心する
- 野垂れ死にの最期は敗北を意味しない
- 人間の愚かさと弱さは無限である
- 人も家も軽やかに消えるのが願わしい
- 願わしくないことから何かを発見する
- 「安心して暮らせる」という戯言
- 人間が大成するには日陰の部分が要る
- 律儀な働き者で、筋金入りの怠け者
- 人を出し抜いてまで長く生きたくはない
「BOOKデータベース」 より