現実的なものの歓待 : 分析的経験のためのパッサージュ
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現実的なものの歓待 : 分析的経験のためのパッサージュ
(アカデミア叢書)
創元社, 2015.3
- タイトル読み
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ゲンジツテキ ナ モノ ノ カンタイ : ブンセキテキ ケイケン ノ タメ ノ パッサージュ
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注記
文献: p209-214
内容説明・目次
内容説明
主体の限界点に位置するこれらの諸問題、そこに潜む新たな可能性を精神分析家ジャック・ラカンの思想によって浮かびあがらせる。川端、デュラスらの文学作品や臨床事例を通した考察の道行きは、そのまま読者を精神分析的経験へと誘う。
目次
- 第1章 歓待と他者(無条件の歓待と条件つきの歓待;「鶴女房」再考;川端康成の『眠れる美女』における歓待)
- 第2章 女たちの余白に(デュラスの描くふたりの女;ラカンの性別の論理;存在しない「女」の審級:メデアとマダム・ジッド;燃やされた手紙、アンドレ・ジッドの同性愛)
- 第3章 行動の条件としての行為(ハムレットの劇中劇;行動化と行為への移行:フロイトの「女性同性愛の一事例」再考;ハムレット、行為へ;ドン・ジュアンの「石の宴」、行為する言語)
- 第4章 固有名と症状(固有名論争に寄せて;名前をめぐる困難:いくつかの事例から;名指しとしての症状;固有名とシミュラクル)
「BOOKデータベース」 より