尾崎翠の詩と病理
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尾崎翠の詩と病理
ビイング・ネット・プレス, 2015.3
- タイトル読み
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オザキ ミドリ ノ シ ト ビョウリ
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注記
主要参考文献: p294-295
内容説明・目次
内容説明
「私はひとつ、人間の第七官にひびくやうな詩を書いてやりませう」。尾崎翠以前の「第七官」使用例をたどり、「第七官界彷徨」の解釈に新境地をひらく。詩によって癒やされ、病から回復する尾崎翠像の再構築。新発見の作品・書簡を収録、同時代評を紹介。
目次
- 論文編(「第七官」をめぐって—明治期から昭和初期における「第七官」の語誌と尾崎翠の宗教的・思想的背景;「第七官界彷徨」論—「喪失感」と「かなしみ」、「回想」のありかた;「歩行」論—おもかげを吹く風、耳の底に聴いた淋しさ;「こほろぎ嬢」論—神経病、反逆、頭を打たれること;「地下室アントンの一夜」論—ロシア文学受容、統合失調症の精神病理を補助線として)
- 資料編(新たに確認できた尾崎翠自身による書簡・作品;新たに確認できた同時代評および同時代人との関係を示す資料)
「BOOKデータベース」 より