「幕末」に殺された女たち
著者
書誌事項
「幕末」に殺された女たち
(ちくま文庫, [き-26-2])
筑摩書房, 2015.5
- タイトル別名
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幕末に殺された女たち
- タイトル読み
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「バクマツ」 ニ コロサレタ オンナ タチ
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注記
引用・参考文献: p265-270
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
黒船来航を契機として、未曾有の激動の時代を経験することとなった日本。その荒波に揉まれ、新しい世界を夢みて混沌の只中に飛び込んでいった男たちの陰で、運命の悪戯から心ならずも命を落とした女たちがいた。安政の大獄、桜田門外の変、池田屋事件、水戸天狗党、戊辰戦争…。時代に翻弄され、歴史の片隅に忘れられていった22人を通して描く、もうひとつの幕末維新史。文庫オリジナル。
目次
- 梅田雲浜の妻・信—国事に奔走する夫を支えながら病死した女
- 洋妾・斎藤きち—米国総領事に雇われ、人々の蔑みを受け続けて自殺した女
- 関鉄之介の妾・瀧本—桜田門外の変の関係者として捕らえられ、拷問を受けて死んだ女
- 児島強介の養母・手塚増子—坂下門外の変によって捕縛され、獄中死した息子を見送って病死した女
- 清河八郎の妻・蓮—反幕攘夷派の夫の身代わりとして捕らえられ、出獄後に急死した女
- 岩亀楼の遊女・喜遊—「ラシャメン」になることを拒絶して自殺した女
- 井伊直弼の妾・村山可寿江—生き晒しにされたうえ息子の命を奪われ、絶望のなかで最期を迎えた女
- 勝野豊作の妻・ちか—安政の大獄で出奔した夫を庇って投獄され、夫の死を知らずに病死した女
- 芹沢鴨の妾・梅—壬生浪士組の暗殺事件の犠牲となった女
- 武田相模守の母・某—天誅事件に巻き込まれて殺害された女〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より