世阿弥の世界
著者
書誌事項
世阿弥の世界
(集英社新書, 0787F)
集英社, 2015.5
- タイトル読み
-
ゼアミ ノ セカイ
大学図書館所蔵 件 / 全110件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
シェークスピアに二世紀先立ち、能という希有な演劇を日本文化に輝かせた巨人、世阿弥。魅力の美学『風姿花伝』を出発点に、世界に冠たる芸術論の確立。時空を超えて現代に花咲く能の名作の数々。義満の寵愛と最晩年の佐渡配流。栄光と悲劇の謎をどう見るか。世阿弥の世界への新しい切り口と共に、能への誘いとして、類書とは異なるユニークな入門の書。
目次
- 第1章 序の段 スーパースター世阿弥の栄光—心より心に伝ふる花(ギリシャ劇と能と 演劇の誕生;スーパースター世阿弥十二歳;稀代の美少年・鬼夜叉;世阿弥が発見されて百年;世界につながる世阿弥—フランスとの交流の例)
- 第2章 破の段 世阿弥の創った能(風の巻 能の本を書くことこの道の命なり;姿の巻 演劇としての能 動十分心 動七分身;花の巻 世阿弥語録抄 初心忘るべからず;伝の巻 世阿弥流転 万一少し廃るる時ありとも)
- 第3章 急の段 世阿弥の継承—時に用いるをもて花と知るべし(『八帖本花伝書』の存在;家康が読んだ『風姿花伝』;武と能と世阿弥と;観世元章の改革と世阿弥;新作能のシテと世阿弥;名人は世阿弥を読んだか 梅若万三郎兄弟と喜多六平太の場合;世阿弥への回帰 観世寿夫;世阿弥復元の時代;世阿弥がだんだん遠くなる;附祝言 世阿弥が咲かせた野の花 黒川能ほか)
「BOOKデータベース」 より