フランスの他者 : コミュニケーション思想とジェンダー

書誌事項

フランスの他者 : コミュニケーション思想とジェンダー

木村信子著

創英社 : 三省堂書店, 2015.4

タイトル読み

フランス ノ タシャ : コミュニケーション シソウ ト ジェンダー

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内容説明・目次

内容説明

「無機物への帰還」の欲動、「死への魅惑」。コミュニケーションの本来的困難性は、いかにして「生への意志」により超克されゆくか。「フランスの他者」デリダは「増え続ける難民たちに絶対的な歓待の場を提供しなければならない」と訴えた。試行され続ける「他者」の問題。ジェンダー・コミュニケーションの可能性という視点から、本書はさらに思考を続ける。

目次

  • 第1章 不可能性の哲学—ジャック・デリダの思想から(コミュニケーションの可能性;文字のない社会;西欧近代のコミュニケーション思想;音声言語優越の根源;相対主義の登場;西欧コミュニケーション思想の黎明;コミュニケーションの始原=コーラ)
  • 第2章 他者の諸相—ジェンダーの視点から(理論を力とするために;死と再生の思想—ジュリア・クリステヴァ;排除された女の表象;精神的バイセクシュアリティ)
  • 第3章 日本のコミュニケーション思想—比較の視点から(文化成立基盤についての一考察—古事記を起点に;鬼女論—取り込まれた女たち;女性史と思想の接合点—高群逸枝;ジェンダー化—ヨーロッパの取り入れ)

「BOOKデータベース」 より

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