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天皇の軍隊

大濱徹也 [著]

(講談社学術文庫, [2302])

講談社, 2015.6

タイトル読み

テンノウ ノ グンタイ

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注記

文献解題: p203-211

教育社 1978年刊の文庫化

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

日本人にとって「軍隊」とはいかなるものだったのか。一九四五年の敗戦以来、「軍隊の記憶」は、ばっさりと切り捨てられている。徴兵の恐怖と「徴兵逃れ」の実相、凄惨な私的制裁、兵士たちの性生活と花柳病、遺された家族の貞操。民衆の原像たる兵士は「皇軍」に何を期待し、いかに傷ついたか。天皇を頭首とした近代日本の「軍隊の本質」を描き出す。

目次

  • 概観(幻想としての「皇軍」;民衆の原像としての兵士 ほか)
  • 第1章 「国民皆兵」の虚実(徴兵令の施行;免役条項をめぐって;国民皆兵主義の拡大)
  • 第2章 兵営への途(徴兵検査をめぐって;入営の日まで)
  • 第3章 兵営生活の虚実(新兵の日々;内務班の実相)
  • 第4章 天皇と「股肱の臣」(軍人勅諭をめぐって;軍紀と憲兵;兵士と天皇)
  • 第5章 兵士たちの素顔(満たされぬ日々;性をめぐる問題)
  • 第6章 出征兵士と遺家族(遺された者たち;凱旋兵士たち)
  • 第7章 「皇軍」哀歌(大量徴集がもたらしたもの;私的制裁をめぐって;軍中央部と兵士の亀裂)

「BOOKデータベース」 より

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