「聖戦」の残像 : 知とメディアの歴史社会学

書誌事項

「聖戦」の残像 : 知とメディアの歴史社会学

福間良明著

人文書院, 2015.6

タイトル別名

聖戦の残像 : 知とメディアの歴史社会学

タイトル読み

「セイセン」 ノ ザンゾウ : チ ト メディア ノ レキシ シャカイガク

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内容説明・目次

内容説明

感涙の彼方にかすむ、戦争のリアル。戦時と戦後は“あの戦争”に何を読み込んだのか。戦争表象から戦時・戦後の博覧会、民族学や日本主義の変容まで、近代日本における戦争・知・メディアの編成と力学を多様なテーマで描き出す、歴史社会学の濃密なエッセンス。著者一〇年間の主要論考一〇〇〇枚をここに集成。

目次

  • プロローグ 「戦争」をめぐる言説変容—体験論とメディアの力学
  • 第1部 ポピュラー文化のなかの戦争(「はだしのゲン」のメディア史;『男たちの大和』と「感動」のポリティクス—リアリティのメディア論;「軍神・山本五十六」の変容—映画『太平洋の鷲』から雑誌『プレジデント』まで)
  • 第2部 焦土の思想とメディア(戦後初期の「八・六」イベントと広島復興大博覧会—「被爆の明るさ」のゆくえ;戦後沖縄と「終戦の記憶」の変容—「記念日」のメディア・イベント論;日琉同祖論の変容と沖縄アイデンティティ—「同祖」のなかの「抵抗」)
  • 第3部 知・宣伝・ナショナリティ(戦時博覧会と「聖戦」の綻び;「博覧会のメディア論」の系譜;民族知の制度化—日本民族学会の成立と変容;英語学の日本主義—松田福松の戦前と戦後;社会通信教育のメディア史—「ノン・クレディットの知」の欲望)
  • エピローグ—「内側の住人の実感」への問い

「BOOKデータベース」 より

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