アジア・太平洋戦争史 : 同時代人はどう見ていたか

書誌事項

アジア・太平洋戦争史 : 同時代人はどう見ていたか

山中恒著

(岩波現代文庫, 社会 ; 289-290)

岩波書店, 2015.7-2015.8

タイトル別名

アジア太平洋戦争史 : 同時代人はどう見ていたか

タイトル読み

アジア・タイヘイヨウ センソウシ : ドウジダイジン ワ ドウ ミテ イタカ

注記

2005年7月刊(岩波書店)を、上下二分冊とし文庫化したもの

上: xvii, 379p. 下: ix, 396p

参考資料: 下p377-393

内容説明・目次

内容説明

いったい何が自分を軍国少年に育て上げたのか—。三〇年来の疑問を抱いて、著者は戦時下の出版物を渉猟し、日清戦争から東京裁判までの通史一二〇〇枚を書き下ろした。いま明かされるあの戦争の真実。武力紛争だけでなく、通貨の流通をめぐる金融戦や、資源争奪をめぐる経済戦にも着目。上巻は西安事件まで。図版多数収録。

目次

  • 第1章 日清・日露戦争(創設と西南戦争;日本と朝鮮王国;朝鮮の内乱 ほか)
  • 第2章 辛亥革命(減満興漢と孫文;三民主義;武昌革命軍の勝利 ほか)
  • 第3章 二一カ条条約(第一次世界大戦;青島占領;二一ヵ条条約の苛酷な内容 ほか)
  • 第4章 満洲事変前夜(日露戦争後の満蒙権益;関東軍の創設;国民革命軍の北伐と第一次山東出兵 ほか)
  • 第5章 満洲事変(満州事変当時の評価;煽られた戦争熱—万宝山事件と中村大尉事件;満鉄線路爆破—柳条湖事件 ほか)
  • 第6章 満洲事変と国際連盟(中国、国際連盟に提訴;満蒙問題解決策案—満州国の建設;リットン調査団派遣決定されるも撤兵せず ほか)
  • 第7章 満洲国がもたらしたもの(日本の生存権を握る満州国;日満議定書に見る満州国の実態;満蒙放棄論 ほか)
  • 第8章 中国幣制改革(日本軍の関内侵攻;華北分離工作と広田三原則;金本位制と世界恐慌 ほか)
  • 第9章 暴走する軍部(政治への干与;国家改造を目指す軍人たち—桜会の結成;不発のクーデター—三月事件・一〇月事件 ほか)
  • 第10章 華北分離工作と抗日運動(「冀東防共自治政府」対「冀察政務委員会」;冀東蜜貿易;抗日救国の運動盛り上がる ほか)

「BOOKデータベース」 より

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