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大森荘蔵--哲学の見本

野矢茂樹 [著]

(講談社学術文庫, [2309] . 再発見日本の哲学||サイハッケン ニホン ノ テツガク)

講談社, 2015.7

タイトル別名

大森荘蔵 : 哲学の見本

大森荘蔵哲学の見本

タイトル読み

オオモリ ショウゾウ テツガク ノ ミホン

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注記

原本は、「再発見日本の哲学」の一冊として2007年に講談社より刊行

大森荘蔵年譜: p270-275

読書案内: p276-277

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

隣の部屋のテーブルは、誰も見ていなくてもある、つまり、知覚されていなくても物はある。私は他人の痛みを痛むことはできない、他人の心のありようは知りえない—物と知覚、他我問題など哲学の根本問題と切り結び、独自の思索を展開した大森荘蔵。「その全身で自らの思索を刻んでいく姿を描き出し」た、哲学の魅力あふれる一冊。

目次

  • 1 「超越」という問題(物と知覚;電子の存在;他我問題;知覚像語の構成)
  • 2 無限集合を生成する言葉(二元論批判;「超越」の正体;知覚因果説への応答;物と知覚の重ね描き)
  • 3 立ち現われ一元論への転回(「心の作用」の否定;知覚と思い;世界そのものが立ち現われる;立ち現われの虚と実)
  • 4 立ち現われの風景(想起と過去;四次元宇宙と有情の世界;重ね描き・無脳論・脳透視;他我の虚想とアニミズム)
  • 5 言語的制作の可能性(語り存在;過去の制作;経験の時間と制作された時間;自我と他我)

「BOOKデータベース」 より

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