小林秀雄骨と死骸の歌 : ボードレールの詩を巡って

書誌事項

小林秀雄骨と死骸の歌 : ボードレールの詩を巡って

福田拓也著

水声社, 2015.7

タイトル別名

小林秀雄 : 骨と死骸の歌 : ボードレールの詩を巡って

タイトル読み

コバヤシ ヒデオ ホネ ト シガイ ノ ウタ : ボードレール ノ シ オ メグッテ

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注記

参考文献: p287-290

内容説明・目次

内容説明

小林秀雄の深淵に潜む「秘密」を突き止める—これまで自明とされてきたボードレールによる小林への影響関係を、気鋭の詩人・文藝批評家が、たゆみない詩作によって培った、鋭い洞察と軽やかな飛躍と精緻な論理によって、見事に反転させ、新たな境地へと踏み込んだ、画期的な小林秀雄論。

目次

  • 二つの「死骸」の間に—ボードレールから伊邪那美へ
  • 1 「『惡の華』一面」論(「象徴の森」の彷徨—詩の隠喩的自己回帰とヘーゲル的「無限累進」;錬金術と無限命題;「有限者」の回帰とパリの街;「その背後に何物も隱さない現象という死の姿」;「創造の理論」)
  • 2 骨と死骸の歌(批評の誕生—「死骸」の抑圧と回帰;「商品の裸形」と言語論—小林秀雄とマルクス;古典論と歴史論—マルクス的反復とボードレールへの回帰;「現實」論—「リアリズム」の逆説;ドストエフスキーと死骸;中也の骨、南京の骨—「物」と言語の一体化とロマン主義的イロニー;死骸、歌、地獄—死骸の言語化)
  • 伊邪那美の死骸と宣長の遺言書

「BOOKデータベース」 より

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