AIIB不参加の代償
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AIIB不参加の代償
(ベスト新書, 481)
ベストセラーズ, 2015.7
- タイトル読み
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AIIB フサンカ ノ ダイショウ
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内容説明・目次
内容説明
AIIB(アジアインフラ投資銀行)への日本の不参加宣言は、もはや外交敗北ですらない。アメリカが望まない選択は、そもそも情報が上に上がらないという、霞が関の恐るべき悪習により、端から情報収集不足、検討不足、結論ありきの明らかに戦略の失敗の結果だった。北京在住のある日系金融機関代表は、これを「戦後七十年にして日本の第二の敗戦」とまで言い切った。日本は、再びアジアにおける孤立の道を選択しようとしている。本書は、二〇一五年末に迫った「AIIB」発足の経緯と背景、習近平政権の野望と日中の攻防、そしてアジアの近未来の姿を追う。
目次
- 第1章 アジアが期待するAIIB(日本が固執する「20世紀型雁行モデル」;2015年4月ジャカルタの2大国際会議 ほか)
- 第2章 ブレトンウッズ体制に挑戦した中国の挫折(ブレトンウッズ体制のアジア拠点としてのADB;米ドル一極支配体制に異を唱えた中国 ほか)
- 第3章 習近平政権とAIIB(冊封体制への回帰が中国の悲願;中国包囲網としてのTPP ほか)
- 第4章 アジアの新しい現実を直視できない日本(イギリス参加の衝撃;日本が中国に一本背負いを喰らった瞬間 ほか)
「BOOKデータベース」 より