国際平和とは何か : 人間の安全を脅かす平和秩序の逆説
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国際平和とは何か : 人間の安全を脅かす平和秩序の逆説
(中公叢書)
中央公論新社, 2015.8
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国際平和とは何か : 人間の安全を脅かす平和秩序の逆説
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コクサイ ヘイワ トワ ナニ カ : ニンゲン ノ アンゼン オ オビヤカス ヘイワ チツジョ ノ ギャクセツ
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参考文献: p418-431
Description and Table of Contents
Description
第二次大戦後の世界では、大規模戦争は回避されたものの、いくつもの国で政治的弾圧等によって大量の人命が奪われている。平和を追求し安全保障の制度化に努めてきた国際社会で、なぜ著しい人道的危機が発生するのか。至高の価値として当然視されてきた平和、友好関係、援助とは、一体誰のためのものなのか。人々が本当に安心して暮らせる「平和」はどこにあるのか—二〇世紀初頭から今日まで、戦争の原因と様式の変化、平和観や安全保障観の変容等を検証し、国際平和の意味をあらためて問う。
Table of Contents
- 序章(平和とは何か、戦争とは何か;誰のための安全保障なのか)
- 第1章 国際平和と民族問題—第一次世界大戦と平和秩序(アナキー社会の組織化;第一次世界大戦 ほか)
- 第2章 脆き平和(平和主義の二〇年代;危機の三〇年代 ほか)
- 第3章 第二次世界大戦と国連の平和構想(第二次世界大戦;国際連合が目指した平和秩序構想 ほか)
- 第4章 「平和共存」平和と人民の戦争(冷戦;欺かれた人権尊重の平和 ほか)
- 第5章 人間の安全を脅かした国際平和秩序(人民を抑圧する人民政府;国家体制安全保障を支える国際平和秩序 ほか)
- 第6章 「新戦争」とアイデンティティ政治(国際平和秩序の転換;民族問題の復活 ほか)
- 第7章 安全保障共同体の創造に向けて(ガヴァナンスを問う国際社会;グッドガヴァナンスの処方 ほか)
- 終章(領土拡張の歴史の終焉;国民国家の建設に翻弄された人々 ほか)
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