観念論の教室
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書誌事項
観念論の教室
(ちくま新書, 1143)
筑摩書房, 2015.9
- タイトル読み
-
カンネンロン ノ キョウシツ
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注記
文献: p232-237
内容説明・目次
内容説明
私が手に持っている花は存在する。私はそう思っている。だが、その花は、私が見たり触れたりするのとはかかわりなく、存在していると言えるのだろうか—物の、それ自体としての存在を否定し、私たちに知覚される限りにおいてのみ存在すると説く「観念論」。繰り返し提出されるこの考えに、なぜ人間は深くとらわれるのか。本書は、元祖・観念論者ジョージ・バークリの思想を論じ、観念論には「明るい観念論」と「暗い観念論」の二種類が存在すると説く。「存在するのは自分の心だけ」という独我論的発想とは真逆の、もう一つの魅力ある側面をたどる。
目次
- 第1章 原点—バークリの生涯
- 第2章 助走—世界を記号と見る
- 第3章 前史
- 第4章 飛躍—ヒベルニア観念論
- 第5章 再考—否定の否定
- 第6章 魅力
「BOOKデータベース」 より