大英帝国の親日派 : なぜ開戦は避けられなかったか

書誌事項

大英帝国の親日派 : なぜ開戦は避けられなかったか

アントニー・ベスト著 ; 武田知己訳

(中公叢書)

中央公論新社, 2015.9

タイトル読み

ダイエイ テイコク ノ シンニチハ : ナゼ カイセン ワ サケラレナカッタカ

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注記

関連年表: p291-293

「Britain and Japan : biographical portraits」に掲載された人物論11本と書き下ろし2本を1冊にまとめたもの

人名索引: p294-297

内容説明・目次

内容説明

かつて日英同盟で結ばれていた日本とイギリスは、なぜ対立を深め、第二次大戦で戦火を交えることになったのか。対独戦に苦しみながら、なぜイギリスは日本との戦争に踏み切ったのか。駐英大使として交渉を続けた重光葵はどこで読み誤ったのか。イギリス側史料の詳細な検証から、双方の思惑やすれ違い、情勢分析とその誤りが如実に浮かび上がる。果たして、イギリスの意思を正確に捉えることができていたら、日本外交は異なるものとなっていただろうか。日英関係史の第一人者が開戦前夜の日英外交に新たな光を当てる。

目次

  • 第1部 イギリスの極東政策をめぐって—戦略としての親日(オースティン・チェンバレンとネヴィル・チェンバレン—日英で相反する人物像;ジョン・サイモン—満州危機に直面した外務大臣;ロバート・クライブ—親日派と対日強硬派の狭間で;ロバート・クレーギー—対日妥協から日本封じ込めへ;アンソニー・イーデン—“懐疑的な”外務大臣;ハリファックス卿—宥和主義者という誤解)
  • 第2部 駐英日本大使館と大英帝国の親日派たち—親日という幻想(重光葵—イギリス分析は正しかったのか;アーサー・エドワーズ—逆効果だった“素人外交”;ハンキー卿とR.A.バトラー—戦後の重光への好意と礼節;センピル卿—機密漏洩の疑惑;F・S・G・ピゴット—誰よりも日本を愛した男)
  • 第3部 和解と展望—軍事・政治・経済(ウィンストン・チャーチル—徹底した現実主義者の対日観;吉田茂—日英親善という宿願)

「BOOKデータベース」 より

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