神話論から神秘主義哲学へ
著者
書誌事項
神話論から神秘主義哲学へ
(グノーシスと古代末期の精神, 第2部)
ぷねうま舎, 2015.10
- タイトル別名
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Von der Mythologie zur mystischen Philosophie : erste und zweite Hälfte
- タイトル読み
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シンワロン カラ シンピ シュギ テツガク エ
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注記
原著 (Göttingen : Vandenhoeck & Ruprecht , c1993) の全訳。(第二部第七章は除外)
原著での参照指示文献について: 巻末p1-8
内容説明・目次
内容説明
伝説の名著、完訳なる!グノーシスの存在論的解明。古代末期の精神を襲った覚醒体験、はじまりの衝撃がもたらした波紋を描き、精神の秘密に肉迫する。神話となった救済の物語から、神秘主義の哲学へ。グノーシスと名づけられたその精神の歩みを、フィロン、オリゲネス、そしてプロティノスへとたどる。見えないもの、語りえないものに出会った初発の衝撃はその後、どのような逆説に面することになったのか。存在論的に解明されたそのドラマこそ、近代の根となった精神の命運を語っている。
目次
- 序論 客観化とその形態変化の問題に寄せて
- 第1章 グノーシスの領域における古代の「徳性」概念の解体
- 第2章 「終末」の先取りとグノーシス的な「徳性」概念の形成
- 第3章 アレキサンドリアのフィロンにおける神認識、見神、完成
- 第4章 後二世紀から三世紀へ、あるいは神話論的グノーシスから哲学的・神秘主義的グノーシスへ
- 第5章 後三世紀の三つの体系 その1 オリゲネス
- 第6章 プロティノスに関する断章
「BOOKデータベース」 より