転移
著者
書誌事項
転移
岩波書店, 2015.10-2015.11
- 上
- 下
- タイトル別名
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Le transfert, 1960-1961
Le séminaire de Jacques Lacan
- タイトル読み
-
テンイ
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注記
Le séminaire de Jacques Lacan, livre 8, Le transfert 1960-1961, texte établi par Jacques-Alain Miller, Seuil, Paris, 2001 (第2版) の翻訳
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784000240512
内容説明
一九六〇年に始まったこのセミネールでラカンは、精神分析の根幹現象である「転移」に本格的に足を踏み入れる。分析者と被分析者の二項関係に基づく「転移」理解を乗り越えんとするラカンの眼前に浮かび上がったのは、プラトン『饗宴』で描かれる「愛」であった。上巻では、古典作品の斬新な解釈を通じて、愛する者と愛される者の関係を欲望の乱反射として描き出す。ソクラテスは愛の何を知っていたのか?欲望と「知」をめぐるスリルに満ちたセミネール第八巻。
目次
- 導入(始めに愛ありき)
- 愛の源—プラトンの『饗宴』の注釈(舞台装置と登場人物たち;愛の隠喩—ファイドロス;富者の心理学—パウサニアス;医学的調和—エリュキシマコス;球体の嘲弄—アリストファネス;エロスの場違いさ—アガトン;「エピステーメー」から「ミュトス」へ;超世界の出口;「アガルマ」;ソクラテスとアルキビアデスの間)
- 欲望の対象、そして去勢の弁証法(現在への転移;逆転移の批判)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784000240529
内容説明
あなたが誰かを愛するとき、そこで何が起こっているのか。精神分析の最重要概念「転移」の再解釈を通じて、愛と欲望の根底に迫る。ラカンのセミネール第8巻。
目次
- 欲望の対象、そして去勢の弁証法(承前)(口唇期と肛門期における要求と欲望;口唇的、肛門的、性器的;プシュケと去勢コンプレックス;象徴φ;現実的な眼前)
- 今日のエディプス神話—ポール・クローデルのクーフォンテーヌ三部作の注釈(シーニュの否;チュルリュールのおぞましさ;パンセの欲望;構造的分解)
- 大文字のIと小文字のa(理想の意味の滑動;“EIN EINZIGER ZUGただ一つの線刻”による同一化;欲望との関係における不安;影の夢、人間;分析家とその喪)
「BOOKデータベース」 より