自己語りと記憶の比較都市史
著者
書誌事項
自己語りと記憶の比較都市史
勉誠出版, 2015.11
- タイトル別名
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Comparative urban history of ego-document and memory
- タイトル読み
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ジコガタリ ト キオク ノ ヒカク トシシ
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注記
本書は人間文化研究機構連携研究「人間文化資料の総合的研究」研究班「9-19世紀文書資料の多元的複眼的比較研究」の研究成果の一つであり、2014年9月に国文学研究資料館で行われた国際シンポジウム「近世都市における個人と集団の記憶」がもとになっている
内容説明・目次
内容説明
自らを語る行為、そこから個と社会の関係性への認識を読み取る「エゴ・ドキュメント」研究。過去から未来のなかに存在を位置づけていく歴史叙述のあり方を社会形成の装置として位置づける「記憶」という視座。自己語りと記憶が幾重にも往復・交差する近世都市という「場」を、複合的な視角から比較し捉えかえすことから、人と社会との関係性を考えるための新たな歴史研究の扉をひらく。
目次
- 自己語りと記憶の比較都市史
- 歴史・記憶・自叙伝—近世都市の東と西
- 第1部 自己語り(巨大都市江戸における居住者と自己認識;フランスにおける都市民意識、都市体験、アイデンティティ—アンシャン・レジームから革命まで;一八〜一九世紀のソウル知識人の自己と社会認識—朴斉家と沈魯崇の場合;中国明清時代における個人の記録)
- 第2部 記憶(近世日本地方都市の記憶にみる自己・家・社会集団;イングランド地方中核都市における自己の構築と都市民意識の構築—一六六〇年から一八〇〇年まで;都市民的文脈における記憶・歴史・個人—近世ロンドンの場合;オスマン社会における都市の記憶と自己語り史料—一八世紀末〜一九世紀初頭のイスタンブルとサラエヴォ;集合記憶の構築と自己—ヴェネツィアにおける近世の都市民意識の誕生)
- 都市民の語りと記憶—個と社会のあり方
「BOOKデータベース」 より