発情装置
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書誌事項
発情装置
(岩波現代文庫, 学術 ; 335)
岩波書店, 2015.11
新版
- タイトル読み
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ハツジョウ ソウチ
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注記
『発情装置 : エロスのシナリオ』(筑摩書房, 1998年)を新たに編集したもの
参考文献: p341-350
内容説明・目次
内容説明
ヒトはなぜ欲情するのか?本能や自然ではなく、そうさせる「文化装置」ゆえと、大胆に暴露。援助交際・ケア殺人・「こじらせ女子」など時代ごとの性風俗や、春画・写真・オブジェなど古今東西のアートから、発情を導く「エロスのシナリオ」を読みとく。性からタブー・虚飾を剥ぎとり、アラレもない姿を堂々と示す、迫力のセクシュアリティ論。
目次
- 1 おまんこがいっぱい(おまんこがいっぱい;セクシュアリティの地殻変動が起きている;もうひとりの毒婦;こじらせ女子の当事者研究—雨宮まみ『女子をこじらせて』文庫版のための解説)
- 2 性愛・この非対称的なもの(裸体の記号学—裸体の文化コードを読む;視線の政治学;オナニストの宿命;「セックスというお仕事」の困惑;想像を絶する大人達の抑圧)
- 3 “対”という病(恋愛病の時代;恋愛テクノロジー;「恋愛」の誕生と挫折—北村透谷をめぐって;ベッドの中の戦場;“対”幻想を超えて)
- 4 “対”という実験(ジェンダーレス・ワールドの“愛”の実験—少年愛マンガをめぐって;究極の“対”)
- 5 グッバイ・ダディ(フロイトの間違い;DADDY’S GIRL;存在する権利)
「BOOKデータベース」 より