中世公武関係と承久の乱

書誌事項

中世公武関係と承久の乱

長村祥知著

吉川弘文館, 2015.12

タイトル読み

チュウセイ コウブ カンケイ ト ジョウキュウ ノ ラン

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注記

索引: 巻末p1-13

博士論文 (京都大学, 2011年3月) をもとに、章の加除や並び替えと改稿を経たもの

内容説明・目次

内容説明

武家優位の公武分立体制が確定した一画期である承久の乱。京方武士・鎌倉方武士の動向・特質や、彼らと後鳥羽院との関係、鎌倉幕府による賞罰を検討。重要史料を発掘し、歴史思想史上の意義や、後世における歴史像の変容をも論究する。政治史、思想史・史学史、史料論の視角から、史料が乏しく低調であった承久の乱研究に新知見を示した意欲作。

目次

  • 序章 研究史と本書の課題
  • 第1章 後鳥羽院政期の在京武士と院権力—西面再考
  • 第2章 承久三年五月十五日付の院宣と官宣旨—後鳥羽院宣と伝奏葉室光親
  • 第3章 “承久の乱”像の変容—『承久記』の変容と討幕像の展開
  • 第4章 承久鎌倉方武士と『吾妻鏡』—『吾妻鏡』承久三年六月十八日条所引交名の研究
  • 第5章 一族の分裂・同心と式目十七条
  • 第6章 承久の乱にみる政治構造—戦況の経過と軍事動員を中心に
  • 第7章 『六代勝事記』の歴史思想—承久の乱と帝徳批判
  • 終章 成果と展望

「BOOKデータベース」 より

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