書誌事項

蘇我氏の古代

吉村武彦著

(岩波新書, 新赤版 1576)

岩波書店, 2015.12

タイトル読み

ソガシ ノ コダイ

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注記

参考文献: p253-260

年表: 巻末p9-14

内容説明・目次

内容説明

大化改新前夜、クーデターによる暗殺をきっかけに「滅亡」したとされる蘇我氏。仏教導入をすすめ、推古天皇の信頼も厚く、「大臣」として政権を支えた蘇我馬子を筆頭に、ヤマト王権の紛れもない中心であった一族は、なぜ歴史から姿を消したのか?その後の藤原氏の台頭までを視野に、氏族からみた列島社会の変化を描く。

目次

  • 1 氏の誕生—氏の名を名のる(王の名をめぐって—中国の史書から;「倭の五王」の姓と名;大伴氏と物部氏—「職能」を名のる氏)
  • 2 蘇我氏の登場(葛城氏と蘇我氏;蘇我氏の系譜をたどる;列島の開発と蘇我稲目;仏教の導入と馬子)
  • 3 発展と権勢の時代(推古女帝の即位;推古朝における馬子の活躍;飛鳥の地と蝦夷・入鹿;蘇我氏と「天皇」)
  • 4 大化改新—蘇我氏本宗の滅亡(東アジアの情勢からみた「乙巳の変」;大化の改革と蘇我倉山田石川麻呂;生き延びる蘇我氏傍系—七世紀後半の蘇我氏;石川氏の活躍)
  • 5 蘇我氏から藤原氏へ(藤原氏の誕生と不比等—名負いの氏からの離脱;律令法と氏・氏族;奈良時代と藤原氏)

「BOOKデータベース」 より

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