白米が健康寿命を縮める : 最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖

書誌事項

白米が健康寿命を縮める : 最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖

花田信弘著

(光文社新書, 792)

光文社, 2015.12

タイトル読み

ハクマイ ガ ケンコウ ジュミョウ オ チジメル : サイシン ノ イガク ケンキュウ デ ワカッタ コウナイ サイキン ノ キョウフ

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注記

主要参考文献: p186

内容説明・目次

内容説明

歯原性菌血症という言葉をご存知だろうか。菌血症とは、細菌が血中に入り込み、全身の血管を巡るものをいう。通常は血管の中に細菌は入らないが、身体の中でただ1カ所、日常的に細菌が血管に容易に入ることのできる場所がある。それは歯の根元にできた虫歯や歯周病である。この歯原性菌血症は、気づかぬ間に全身の血管でじわじわと炎症を進行させ、血管を劣化させて心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、がん、認知症、リウマチなど、種々の慢性病の原因となることが最新のDNA解析技術でわかってきた。原因は子ども特有の歯の表面の虫歯(砂糖が原因)だけでなく、大人特有の歯の根元にできる虫歯(主食が原因)や歯肉炎である。ほぼ全ての生活習慣病に関わるこの歯原性菌血症を防ぐためには、主食を重視する栄養学の常識を根本から見直すことが必要。古代からの人類の歯や骨の変化や、統計、最新の研究データを基に、医科と歯科の連携、最新の口腔ケアの重要性を説く。

目次

  • 第1章 口内の糖質と細菌が、血管を滅ぼす(口の中や血管内で増殖する悪玉菌;物理的に砕くしかないバイオフィルム ほか)
  • 第2章 口内の細菌が全身で起こす慢性炎症(炎症とはなにか?;急性炎症と慢性炎症 ほか)
  • 第3章 人類は主食によって歯を失った—口内の細菌と人体の歴史(三大栄養素のうち、炭水化物だけが虫歯の原因;エナメル質の虫歯は砂糖が原因、象牙質の虫歯は米が原因 ほか)
  • 第4章 炎症を起こさないための食事とは(糖製食品のメリットとデメリット;日本人の主食の概念を変える ほか)
  • 第5章 新・口腔ケア入門(お釈迦様の時代からの習慣;「歯には4面ある」ことを忘れずにケアする ほか)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB20229366
  • ISBN
    • 9784334038953
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    186p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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