倫理としてのナショナリズム : グローバリズムの虚無を超えて

書誌事項

倫理としてのナショナリズム : グローバリズムの虚無を超えて

佐伯啓思著

(中公文庫, [さ-66-5])

中央公論新社, 2015.12

タイトル読み

リンリ トシテノ ナショナリズム : グローバリズム ノ キョム オ コエテ

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注記

NTT出版2005年刊の文庫化

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

グローバリズムが恐るべき意味喪失を招く近未来状況を前に、現代リベラリズムの諸論議をも咀嚼しつつ、本書は規範や倫理について鋭く問い直していく。倫理意識を強く抱いた「自立した個人」はいかにして存在しうるか。この課題に向き合うとき、ナショナリズムの価値が再発見されるのだ。

目次

  • 市場中心主義とその批判
  • 第1章 「自由」と「平等」のゆくえ(中間層は解体したのか;「ポスト工業化」における倫理の変容;アフター・リベラリズムの倫理)
  • 第2章 倫理を問う語法(倫理をめぐるアンビヴァレント;九〇年代グローバリズムの本質;リベラリズムの背後にあるもの)
  • 第3章 グローバル資本主義の文化的矛盾(グローバル市場の「問題」;西欧近代主義の帰結としてのグローバリズム;グローバリズムの文化的次元;グローバリズムとニヒリズム)
  • 第4章 倫理としてのナショナリズム(グローバル経済と国民国家;市場主義というイデオロギー;グローバリズムがもたらす社会の亀裂;シヴィック・ナショナリズムという自覚)

「BOOKデータベース」 より

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