対話 : 児童文学と国語教育をめぐって
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対話 : 児童文学と国語教育をめぐって
揺籃社, 2015.5
- タイトル読み
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タイワ : ジドウ ブンガク ト コクゴ キョウイク オ メグッテ
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注記
内容: さねとうあきら, 鈴木清隆の往復書簡 (2006~2014) をもとに編んだもの
内容説明・目次
内容説明
戦争、いじめ、自然破壊に連なる人間性の荒廃。幾多の苦難にさらされる子どもらに思いを馳せ、児童文学者と国語教育研究者が交わした魂の対話。
目次
- 誰が関わっているかによって伝承の質が異なっていく
- わたしの作家的営みは、「教育的配慮」とのあくなき戦いだった
- 批評行為が軽んじられてきたことは大人の文学受容の貧しさを端的にあらわしている
- 岩手県の遠野の里で、「生産地」の民話にめぐりあった
- 輪廻転生のふしぎ(あるいは謎)は、「メビウスの輪」にも似て
- 教壇から一方的に押しつける教材でなく、子どもの参加をうながす民主的教材を
- 作品「バレンタインデー」はいじめの課題を解く一つの道筋を提示している
- 本来、児童文学批評は、“子ども寄り”の視点で論じられるべきである
- 地球的規模の問題は、人間の側からは照射されず、野生の立場を共有しない限り、見えてこない
- からだとの出会いをこどもたちに保証することが人間形成につながる
- 戦後30年を経て、戦争は「民話」になった
- バーチャルな映像こそ「真」で手応えのある実像の方を「虚」とする錯覚
- 疎開した少年少女に降り注ぐ、「ヨブ記」さながらの試練
- 「戦争」と「マス・メディア」の関連を探る
- 「ワレラ少国民」は、愚直にアノ戦争を戦い抜き、ついに「民主主義」にたどりついた
「BOOKデータベース」 より