埴谷雄高
著者
書誌事項
埴谷雄高
(講談社文芸文庫, [つJ1])
講談社, 2016.1
- タイトル読み
-
ハニヤ ユタカ
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注記
底本: 『埴谷雄高』(講談社, 2005.2刊)
叢書番号はブックジャケットによる
略年譜: p378-382
内容説明・目次
内容説明
一九五九年の転向論「虚無主義の形成」から半世紀近く埴谷雄高を論じ続けた鶴見俊輔。両者の初対論が実現した河合隼雄を交えての鼎談では、深い相互理解と『死霊』についての躍動的な呼応が展開される。そして埴谷没後、自身の大患後にもかかわらず注力した埴谷論は、著者晩年最大の論考群を成す。文学界と思想界の巨人にして変革者。『死霊』を巡り、ふたつの知が交わり拡がる思考の宇宙。
目次
- 虚無主義の形成—埴谷雄高
- 埴谷雄高の政治観
- 座談会 未完の大作『死霊』は宇宙人へのメッセージ(埴谷雄高;鶴見俊輔;河合隼雄)
- 手紙にならない手紙
- 『死霊』再読
- 晩年の埴谷雄高—観念の培養地
- 状況の内と外
- 世界文学の中の『死霊』
- 対談 『死霊』の新しさ(高橋源一郎;鶴見俊輔)
「BOOKデータベース」 より