無差別テロ : 国際社会はどう対処すればよいか
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無差別テロ : 国際社会はどう対処すればよいか
(岩波現代全書, 082)
岩波書店, 2016.1
- タイトル読み
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ムサベツ テロ : コクサイ シャカイ ワ ドウ タイショ スレバ ヨイカ
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注記
参考文献: 巻末p1-6
内容説明・目次
内容説明
9・11同時多発テロ以降、ISのパリ同時多発テロにいたるまで、テロは身近に迫る危機となり、非人道性・無差別性があらわになってきている。テロの脅威は、東アジアや日本でも例外ではない。テロによる市民への暴行を止めるとしながら、人権や主権を侵害する傾向が強まり、暴力の連鎖が止まらない。無差別テロは世界をどう変えたのか、被害者への補償はどうあるべきなのか、国際社会はどう取り組めばいいのか。国際社会の半世紀にわたる努力を振りかえり、国際法学の立場からテロを定義し対策を提言する。
目次
- 第1章 テロの歴史的経緯(“既存”が通用しないテロ;一九八〇年代までのテロの系譜;市民への無差別テロ横行の時代)
- 第2章 被害者の目線から見たテロ(なぜテロの被害を補償する発想が生まれるのか?;九・一一同時多発テロにおけるアメリカの対応;日本のテロ被害者補償—地下鉄サリン事件とアルジェリア人質テロを事例に;テロ補償法制度の課題)
- 第3章 九・一一同時多発テロが変えた世界(テロリストとの戦争の合法性;テロリスト殺害における違法性の是非;テロ対策とプライバシー侵害)
- 第4章 テロに対抗する国際的協調体制(テロの方法に注目した対テロ条約;テロの手法に注目した対テロ条約;国際テロ関連条約の課題と評価)
- 第5章 テロの定義確立を目指す国際社会(解決に足をかけた国際テロ対応条約;法の解決の重荷となるテロの定義;無差別テロを規制するためのテロの定義)
「BOOKデータベース」 より