ナチス・ドイツと「帝国」日本美術 : 歴史から消された展覧会

書誌事項

ナチス・ドイツと「帝国」日本美術 : 歴史から消された展覧会

安松みゆき著

(シリーズ近代美術のゆくえ)

吉川弘文館, 2016.2

タイトル別名

Modern

ナチスドイツと帝国日本美術 : 歴史から消された展覧会

タイトル読み

ナチス・ドイツ ト「テイコク」ニッポン ビジュツ : レキシ カラ ケサレタ テンランカイ

注記

関連年表: p248-254

内容説明・目次

内容説明

ヒトラーはなぜその絵の前で足を止めたのか!?1939年、大戦間近の伯林—。ナチス政権下で開かれた伯林日本古美術展覧会。日本美術観修正を目指し奔走する関係者の姿と開催までの道のりを辿り、日独メディアの報道内容を分析。展覧会の全貌に迫り、美術と政治が交錯する特異な世界を描き出す。

目次

  • 1 ドイツの日本美術受容(日本美術受容のドイツ的特質;浮世絵・工芸から絵画・彫刻へ;民族学博物館から美術館へ;キュンメルと本格的な日本美術展への切望)
  • 2 伯林日本古美術展とその開催経緯(成功を約束された展覧会;展示作品の特徴;“嵯峨天皇御影”の日本返還;ロンドンの中国芸術国際展の衝撃;幻の倫敦日本古美術展覧会—古美術展はベルリンへ)
  • 3 ヒトラーと雪村筆『風濤図』(『風濤図』報道に生じた日独間の乖離;『わが闘争』の不都合な日本観;ドイツの美術史と“風濤図”)
  • 4 ドイツのメディアが報じた伯林日本古美術展(資料について;時系列で見る報道・論評の変化;展覧会は専門化によってどのように語られたか;掲載写真と絵葉書に見るドイツ側の評価;ニュース映画における伯林日本古美術展)

「BOOKデータベース」 より

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