中東複合危機から第三次世界大戦へ : イスラームの悲劇
著者
書誌事項
中東複合危機から第三次世界大戦へ : イスラームの悲劇
(PHP新書, 1031)
PHP研究所, 2016.2
- タイトル読み
-
チュウトウ フクゴウ キキ カラ ダイサンジ セカイ タイセン エ : イスラーム ノ ヒゲキ
大学図書館所蔵 件 / 全65件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
2015年11月に起きた「イスラーム国(IS)」によるパリ大虐殺テロの直後、ローマ法王フランシスコは「これはまとまりを欠く第三次世界大戦の一部」だと表現した。その後も、同月のトルコ軍によるロシア軍機撃墜、2016年1月のイランとサウディアラビアの断交、「IS」による世界各地でのテロなど、危機が続いている。実際はいま、何が起きているのか。そして、これから何が起こるのか—。あまりにも錯綜した状況を、歴史や地政学をひもときながらも読み解き、今後訪れる「日本人の想像を絶する危機」を洞察する。激動する世界を知るための必読の書。
目次
- 序章 イランとサウディアラビアとの対決—宗派戦争の恐怖
- 第1章 ポストモダン型戦争と中東複合危機—国家・内戦・難民
- 第2章 パリの大虐殺と「新しい東方問題」—戦争と市場の間
- 第3章 地政学とムハンマドのリアリティ—大文字と小文字のイスラーム
- 第4章 スンナ派とシーア派—分裂から抗争へ
- 第5章 慈悲深き宗教者、前向きの政治家—政事と軍事のバランス感覚
- 第6章 「イスラーム国」とは何か—シリア戦争と難民問題の深淵
- 第7章 新露土戦争の危険—二つの帝国
- 第8章 中東核拡散の誘惑—イランとトルコの競合
- 終章 第三次世界大戦への道—短期決戦か長期持久か
「BOOKデータベース」 より