向田邦子の思い込みトランプ
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向田邦子の思い込みトランプ
(新典社新書, 66)
新典社, 2016.1
- タイトル読み
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ムコウダ クニコ ノ オモイコミ トランプ
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内容説明・目次
内容説明
好評の前著『向田邦子の比喩トランプ』に続き、向田邦子の短編集『思い出トランプ』を読み解く。主人公たちの思い出が、実は思い込みにすぎず、真相とはかけ離れていることを強く匂わされるものの、あえて明言はされない。物語の名手・向田邦子が仕掛けたこのトリックに目をこらすと、『思い出トランプ』の新たな読みの可能性が見えてくる。
目次
- 「かわうそ」—星江は宅次と厚子にとってどのような存在だったのか
- 「だらだら坂」—なぜトミ子は整形したのか
- 「はめ殺し窓」—ネクタイは誰のためだったのか
- 「三枚肉」—なぜ牛肉にこだわるのか
- 「マンハッタン」—「マンハッタン」は名前なのか
- 「犬小屋」—カッちゃんは本当に魚くさかったのか
- 「男眉」—祖母は麻につらく当たったのか
- 「大根の月」—昼の月とは何なのか
- 「リンゴの皮」—かつらは何のために出てくるのか
- 「酸っぱい家族」—なぜ鸚鵡だったのか
- 「耳」—楠が暴れだしたきっかけは何か
- 「花の名前」—「君が代」は何を寿ぐのか
- 「ダウト」—塩沢の父は本当にキセルをしたのか
- 「思い出トランプ」—なぜこういう書名なのか
「BOOKデータベース」 より