向田邦子の思い込みトランプ

書誌事項

向田邦子の思い込みトランプ

半沢幹一著

(新典社新書, 66)

新典社, 2016.1

タイトル読み

ムコウダ クニコ ノ オモイコミ トランプ

大学図書館所蔵 件 / 23

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

好評の前著『向田邦子の比喩トランプ』に続き、向田邦子の短編集『思い出トランプ』を読み解く。主人公たちの思い出が、実は思い込みにすぎず、真相とはかけ離れていることを強く匂わされるものの、あえて明言はされない。物語の名手・向田邦子が仕掛けたこのトリックに目をこらすと、『思い出トランプ』の新たな読みの可能性が見えてくる。

目次

  • 「かわうそ」—星江は宅次と厚子にとってどのような存在だったのか
  • 「だらだら坂」—なぜトミ子は整形したのか
  • 「はめ殺し窓」—ネクタイは誰のためだったのか
  • 「三枚肉」—なぜ牛肉にこだわるのか
  • 「マンハッタン」—「マンハッタン」は名前なのか
  • 「犬小屋」—カッちゃんは本当に魚くさかったのか
  • 「男眉」—祖母は麻につらく当たったのか
  • 「大根の月」—昼の月とは何なのか
  • 「リンゴの皮」—かつらは何のために出てくるのか
  • 「酸っぱい家族」—なぜ鸚鵡だったのか
  • 「耳」—楠が暴れだしたきっかけは何か
  • 「花の名前」—「君が代」は何を寿ぐのか
  • 「ダウト」—塩沢の父は本当にキセルをしたのか
  • 「思い出トランプ」—なぜこういう書名なのか

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ