近世西南海村の家族と地域性 : 歴史人口学から近代のはじまりを問う
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書誌事項
近世西南海村の家族と地域性 : 歴史人口学から近代のはじまりを問う
(Minerva人文・社会科学叢書, 208)
ミネルヴァ書房, 2016.3
- タイトル読み
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キンセイ セイナンカイソン ノ カゾク ト チイキセイ : レキシ ジンコウガク カラ キンダイ ノ ハジマリ オ トウ
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注記
参考文献: p239-249
索引: 巻末p1-5b
内容説明・目次
内容説明
近代移行期における人口と家族、そして村落社会の地域的多様性の持続と変容を肥前国彼杵郡野母村の宗門改帳『野母村絵踏帳』を駆使して析出。海村で暮らす人びとの人生を追うことにより、近代化の胎動を描き出した画期的な書。
目次
- 序章 日本の地域的多様性とその変容—近代のはじまりを問う視角としての地域性
- 第1章 野母村と歴史人口学—「日本」を三つに分けさせた村落
- 第2章 人口変動と村落社会—近代移行期と人口学的離陸
- 第3章 野母村における出生の実像—高出生=西南日本型の更新
- 第4章 海村の死亡秩序—野母村の死亡と板子一枚下の地獄
- 第5章 「プロセスとしての結婚」の地域性—野母村における結婚・離婚・再婚
- 第6章 継承の地域性と海村の継承—末子による継承と西南日本型
- 第7章 徳川社会における婚外子のライフコース—婚外子に対する寛容と周縁化
- 終章 地域性の収斂と標準化された「日本」—複線的近代化とその後の野母
「BOOKデータベース」 より