斎藤茂吉悩める精神病医の眼差し
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斎藤茂吉悩める精神病医の眼差し
(人と文化の探究, 12)
ミネルヴァ書房, 2016.3
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斎藤茂吉 : 悩める精神病医の眼差し
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サイトウ モキチ ナヤメル セイシンビョウイ ノ マナザシ
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Note
参考文献: p353-357
Description and Table of Contents
Description
病者と共に生きるとはどういうことか。歌人として高名な斎藤茂吉は、精神病医でもあった。精神病者への差別・排除が常態化していた時代にあって、病者の自殺、逃亡、暴力に日々直面した。精神病医として懊悩しつつも全力を尽くし、病者へのあたたかな眼差しを送り続けた茂吉の全体像を、短歌、随筆、日記、書簡などを手掛かりに描き出す。
Table of Contents
- 病者への眼差し
- 東京帝国大学医科大学時代
- 巣鴨病院時代
- 長崎医学専門学校教授時代
- ウィーン大学神経学研究所への留学—欧州留学時代(1)
- ドイツ精神病学研究所での生活—欧州留学時代(2)
- 青山脳病院の再建
- 青山脳病院院長就任と紀一の死—昭和二年から昭和三年まで
- 青山脳病院院長としての仕事と病院の現状—昭和三年から昭和八年まで
- 青山脳病院院長の診察風景—昭和九年から昭和十九年まで
- 戦時下の青山脳病院院長時代—昭和二十年の青山脳病院
- 病気観
- 女性観—永井ふさ子との恋愛事件
- 作品に見る病者への眼差し
- 老いの諸相
- 病者に寄り添う
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