万葉集の恋と語りの文芸史
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書誌事項
万葉集の恋と語りの文芸史
笠間書院, 2016.2
- タイトル別名
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Love history
- タイトル読み
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マンヨウシュウ ノ コイ ト カタリ ノ ブンゲイシ
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注記
初出論文一覧: p260-261
著者の博士論文を基に執筆されたもの
内容説明・目次
内容説明
日本人の恋の起源を解き明かす。“古物語り”から“今物語り”へのラブヒストリー。東アジア文学圏では特殊な、「恋」という概念を文芸上に成立させた日本。その源流を求め、万葉以前より語り継がれた伝説“古物語り”から、近時の現実性をもった“今物語り”へと至る物語り形成の系譜を辿る。明かされる男女の恋の歴史。
目次
- 愛のはじまりの物語り—序論
- 第1章 磐姫皇后と但馬皇女の恋歌の形成—“類型”と“引用”の流通性をめぐって
- 第2章 桜児・縵児をめぐる“由縁”の物語り
- 第3章 真間手児名伝説歌の形成—歌の詠法を通して
- 第4章 嫉妬と怨情—古代日中文学の愛情詩と主題の形成
- 第5章 怨恨歌の形成—“棄婦”という主題をめぐって
- 第6章 「係念」の恋—安貴王の歌と“今物語り”
- 第7章 「係恋」をめぐる恋物語りの形成—「夫の君に恋ひたる歌」をめぐって
- 第8章 愚なる娘子—「児部女王の嗤へる歌」をめぐって
「BOOKデータベース」 より