満洲電信電話株式会社 : そのメディア史的研究

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満洲電信電話株式会社 : そのメディア史的研究

白戸健一郎著

創元社, 2016.2

タイトル読み

マンシュウ デンシン デンワ カブシキ ガイシャ : ソノ メディアシテキ ケンキュウ

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内容説明・目次

内容説明

多民族によって構成され、国境を越えて他国の電波が入り乱れる「満洲国」において、電信・電話・ラジオ放送ネットワークを構築し、一元管理した満州電電。その先駆的事業を通して、一九三〇年代日本が目指した「東亜電気通信網」の理想と現実に迫る。インターネットを基軸に通信と放送の融合が進む近未来をも射程に収める、電気の時代の画期的メディア史研究。

目次

  • 第1章 満洲電信電話株式会社の設立と構想(満洲電電設立前史;満洲電電の設立前後;満州電電の電気通信政策の方針)
  • 第2章 満洲国における電気通信網の形成過程(電信網の拡大統合過程;電話網の構築過程;満系住民への電気通信メディアの普及;電気通信メディアの利用実態)
  • 第3章 「帝国ラジオ」システム(満洲国放送指導方針の展開;思想戦の中の満洲ラジオ;標準音選定と言語の言霊性)
  • 第4章 東アジア電気通信体制の形成と瓦解(日満通信統合の展開;東亜電気通信協議会と東亜放送協議会;終戦前後・留用と帰還)

「BOOKデータベース」 より

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