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断絶と新生 : 中近世ヨーロッパとイスラームの信仰・思想・統治

神崎忠昭編 ; 野元晋 [ほか] 著

慶應義塾大学言語文化研究所 , 慶應義塾大学出版会 (発売), 2016.3

タイトル別名

断絶と新生 : 中近世ヨーロッパとイスラームの信仰思想統治

タイトル読み

ダンゼツ ト シンセイ : チュウキンセイ ヨーロッパ ト イスラーム ノ シンコウ シソウ トウチ

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注記

その他の著者: 岩波敦子, 山内志朗, 神崎忠昭, 松田隆美, 藤井真生, 池上俊一, 原田晶子, 関哲行, 佐藤健太郎

内容説明・目次

内容説明

異文化との接触や宗教改革、体制の激変など、中近世キリスト教世界とイスラーム世界を襲った幾度もの断絶を人びとはいかに受け止め、乗り越えようとしたのか。遺された史料から、彼らを取り巻く世界や時代の刻印を読み解く。

目次

  • 1 知の挑戦(預言者の聖なる「旅」に終末のヴィジョンを見る—イスマーイール派思想家ラーズィー(322/934歿)によるムハンマドの「夜の旅」と「昇天」の物語解釈から;中世地中海世界における科学知の継承と占星術的天文学;中世存在論における断絶と改革—超越概念をめぐって)
  • 2 ことばをめぐって(時代の分かれ道で—ニコラ・ド・クラマンジュの聖書主義;イメージの効用をめぐる不安—15世紀イングランドの宗教文学をめぐって)
  • 3 統治について(カレル4世の『国王戴冠式式次第』にみる伝統と国王理念の変容;中世都市トゥールーズの執政制;宗教改革導入にともなう死者追悼儀礼廃止に対する請願—カトリック共同体からプロテスタント共同体への移行の狭間で)
  • 4 信仰のはざまで(第2次アルプハーラス反乱再考—レコンキスタ運動はいつ終焉したのか;17世紀チュニジアのモリスコ)

「BOOKデータベース」 より

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