イスラミック・ツーリズムの勃興 : 宗教の観光資源化

書誌事項

イスラミック・ツーリズムの勃興 : 宗教の観光資源化

安田慎著

ナカニシヤ出版, 2016.4

タイトル別名

現代イスラームにおける宗教ツーリズム : シリア・シーア派参詣事業を中心に

イスラミックツーリズムの勃興 : 宗教の観光資源化

タイトル読み

イスラミック・ツーリズム ノ ボッコウ : シュウキョウ ノ カンコウ シゲンカ

注記

博士論文「現代イスラームにおける宗教ツーリズム : シリア・シーア派参詣事業を中心に」(京都大学, 2012) をもとに大幅に加筆・修正を行ったもの

注: p184-200

参考文献一覧: p201-223

関連年表: p224-229

内容説明・目次

内容説明

行先は“聖地”か“観光地”か。相反する価値観を孕んだ「宗教」と「観光」はいかに結びついたのか。イスラミック・ツーリズムを巡る思想的系譜と市場形成を、宗教観光の発展を通じて明らかにする。

目次

  • イスラームとツーリズムをめぐる分断と架橋をめぐって
  • 第1部 イスラミック・ツーリズムにおける宗教市場—宗教の観光資源化をめぐる力学(イスラミック・ツーリズムにおける観光資源化—宗教観光の商品化・市場・コミットメントをめぐって)
  • 第2部 シリア・シーア派参詣地の成立と発展(シリア・シーア派参詣地の形成—コミュニティの宗派資源をめぐって;宗派資源から政治資源へ—バアス党体制下におけるシリア・シーア派参詣地;ヒエラルキーからネットワーク・ガバナンスへ—シリア観光戦略のなかのシーア派参詣地)
  • 第3部 宗教観光としてのシリア・シーア派参詣(産業化するシリア・シーア派参詣—イスラーム旅行会社が創り出す宗教観光産業の秩序;排除する空間から包摂する場へ—宗教景観における分断と共有;儀礼か、パフォーマンスか—シリア・シーア派参詣地における宗教実践)
  • 第4部 イスラミック・ツーリズムの勃興—宗教の観光資源化(イスラームを再定式化する—宗教観光からイスラミック・ツーリズムへ)
  • イスラミック・ツーリズム研究の新たな地平へ

「BOOKデータベース」 より

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