書誌事項

モノとヒトの新史料学 : 古代地中海世界と前近代メディア

豊田浩志編

勉誠出版, 2016.3

タイトル読み

モノ ト ヒト ノ シンシリョウガク : コダイ チチュウカイ セカイ ト ゼンキンダイ メディア

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注記

文献あり

内容: はじめに(豊田浩志), 第1章: 書写材とは何か(「粘土板に残された知の宝」-「西洋古代史研究における電子書籍利用」), 第2章: 都市を読む(「記念建造物の読み方」-「リバースエンジニアリングとしての建築史学」), 第3章: 様々なる「史料」(「ポンペイはいつ埋没したのか」-「オスティア・アンティカ遺跡「七賢人の部屋」の文字調査報告」), あとがき(豊田浩志), 執筆者紹介

収録内容

  • 粘土板に残された知の宝 / 津本英利 [執筆]
  • 何に記録を残すのか : 「紙」の誕生とその伝播 / 小島浩之 [執筆]
  • 製作者から見る「パピルスと羊皮紙」 : その製法と特徴 / 八木健治 [執筆]
  • 西洋古代史研究における電子書籍利用 : その現状・課題・展望 / 齋藤貴弘 [執筆]
  • 記念建造物の読み方 : コンスタンティヌス帝の二大建造物をめぐって / 豊田浩志 [執筆]
  • 石に刻まれたメッセージ : 古代ローマの凱旋門とラテン語碑文 / 大清水裕 [執筆]
  • 彫刻というプロパガンダ : トラヤヌス記念柱の意義 / 坂田道生 [執筆]
  • ローマ帝国東方属州におけるコインの政治的・経済的役割 / 江添誠 [執筆]
  • リバースエンジニアリングとしての建築史学 : 考古学と建築学のあいだで / 堀賀貴, 味岡収 [執筆]
  • ポンペイはいつ埋没したのか : 噴火の日付をめぐる論争 / 坂井聰 [執筆]
  • 時代を証言する土器 / 向井朋生 [執筆]
  • 窓ガラスの誕生と浴場 : ローマ帝政初期の考古・文献資料の検討 / 藤井慈子 [執筆]
  • モザイクの変遷 : 技術とモチーフ / 四十九院仁子 [執筆]
  • オスティア・アンティカ遺跡「七賢人の部屋」の文字調査報告 / 奥山広規 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

文献中心の歴史学から、モノからみる歴史学へ—実際に現地を訪れ、都市を見つめ、モノに触れることで立ち現れる、歴史の様々な姿を提示する。文字と社会をつなぐ様々な書写材から、文献史料からはこぼれ落ちる、前近代の人々の生活を探る。コイン、土器、粘土板、パピルス、羊皮紙、ガラス、モザイク、石像、建築物など、言葉や図像を刻まれたメディアから地中海史を考察。

目次

  • 第1部 書写材とは何か(粘土板に残された知の宝;何に記録を残すのか—「紙」の誕生とその伝播;製作者から見る「パピルスと羊皮紙」—その製法と特徴;西洋古代史研究における電子書籍使用—その現状・課題・展望)
  • 第2部 都市を読む(記念建造物の読み方—コンスタンティヌス帝の二大建造物をめぐって;石に刻まれたメッセージ—古代ローマの凱旋門とラテン語碑文;彫刻というプロパガンダ—トラヤヌス記念柱の意義;ローマ帝国東方属州におけるコインの政治的・経済的役割;リバースエンジニアリングとしての建築史学—考古学と建築学のあいだで)
  • 第3部 様々なる「史料」(ポンペイはいつ埋没したのか—噴火の日付をめぐる論争;時代を証言する土器;窓ガラスの誕生と浴場—ローマ帝政初期の考古・文献資料の検討;モザイクの変遷—技術とモチーフ;オスティア・アンティカ遺跡「七賢人の部屋」の文字調査報告)

「BOOKデータベース」 より

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