民族境界の歴史生態学 : カメルーンに生きる農耕民と狩猟採集民
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民族境界の歴史生態学 : カメルーンに生きる農耕民と狩猟採集民
(プリミエ・コレクション, 75)
京都大学学術出版会, 2016.3
- タイトル読み
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ミンゾク キョウカイ ノ レキシ セイタイガク : カメルーン ニ イキル ノウコウミン ト シュリョウ サイシュウミン
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注記
博士論文「カメルーン東南部における農耕民=狩猟採集民関係 : 市場経済浸透下のエスニック・バウンダリーの動態」(京都大学, 2013年度) を大幅に加筆・修正したもの
引用文献: p247-259
内容説明・目次
内容説明
ミニ・アフリカ、カメルーンの熱帯雨林は、市場経済化、開発と自然保護、先住民運動などの急速な変化に揺れている。変わりゆく暮らしのなかで、農耕民と狩猟採集民の境界はいかに維持されているのか。伝統と変容が交錯するなかでの民族間の境界の駆け引きを、歴史的な視点から描き出し、自然/生業/社会の相互作用に迫る。
目次
- 序章 揺れる境界—自然/生業/社会のねじれ
- 第1章 ドンゴ村へ
- 第2章 「原生林」のなかの近代—廃村の歴史生態学
- 第3章 森の「バカンス」—二つの社会的モード
- 第4章 「ゴリラ人間」と「人間ゴリラ」—人間=動物関係と民族間関係の交錯と混淆
- 第5章 バカ・ピグミーによる換金作物栽培と民族間関係
- 第6章 嗜好品が語る社会変化—精霊儀礼からディスコへ
- 第7章 周縁化されるバカ・ピグミー—森のなかのミクロな土地収奪
- 終章 開かれた境界—自然/生業/社会の広がり
「BOOKデータベース」 より