漢字廃止の思想史
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漢字廃止の思想史
平凡社, 2016.4
- タイトル読み
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カンジ ハイシ ノ シソウシ
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内容説明・目次
内容説明
漢字廃止・制限論と擁護論との対立が、さまざまな「応世」と偏狭頑迷な「伝世」の主張となって、激しい「思想戦」をいくたびも繰り返してきた。その逆説の構図をあぶり出す、日本語そのもののあり方を問い直し、これからの日本語を考えるために不可欠の基礎作業。文字に思想はあるのか。
目次
- 第1章 漢字廃止・制限論をどうとらえるか
- 第2章 文明化の思想
- 第3章 競争の思想—国際競争と産業合理化のなかで
- 第4章 動員の思想—能率と精神のあいだ
- 第5章 革命の思想—マルクス主義という「応世」
- 第6章 草の根の思想—「昭和文字」の射程
- 第7章 総力戦下の思想戦—標準漢字表をめぐる攻防
- 第8章 それぞれの敗戦後
「BOOKデータベース」 より