過去に触れる : 歴史経験・写真・サスペンス
著者
書誌事項
過去に触れる : 歴史経験・写真・サスペンス
羽鳥書店, 2016.4
- タイトル別名
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Touching the past : historical experience, photography, suspense
過去に触れる : 歴史経験写真サスペンス
- タイトル読み
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カコ ニ フレル : レキシ ケイケン シャシン サスペンス
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
書誌・フィルモグラフィ: 巻末p32-49
内容説明・目次
内容説明
歴史経験の現場で、思考の襞をたどる—
目次
- 序 危機の時間、二〇一一年三月(歴史の無気味さ—堀田善衞『方丈記私記』;鳥のさえずり—震災と宮沢賢治ボット;渚にて—「トポフィリ—夢想の空間」展に寄せて;希望の寓意—「パンドラの匣」と「歴史の天使」)
- 1 歴史の経験(過去に触れる—歴史経験の諸相;アーシアを探して—アーカイヴの旅;半存在という種族—橋川文三と「歴史」;いまだ生まれざるものの痕跡—ダニエル・リベスキンドとユダヤ的伝統の経験)
- 2 極限状況下の写真(剥ぎ取られたイメージ—アウシュヴィッツ=ビルケナウ訪問記;歴史の症候—ジョルジュ・ディティ=ユベルマン『イメージ、それでもなお』;イメージのパラタクシス—一九四五年八月六日広島、松重美人の写真)
- 3 歴史叙述のサスペンス(迷い蛾の光跡—W.G.ゼーバルトの散文作品における博物誌・写真・復元;歴史素としての写真—ロラン・バルトにおける写真と歴史;歴史小説の抗争—『HHhH』対『慈しみの女神たち』;サスペンスの構造と歴史叙述—『チェンジリング』『僕だけがいない街』『ドラ・ブリュデール』;歴史という盲目の旅—畠山直哉『気仙川』を読む)
- 4 歴史叙述者たちの身振り(歴史の現像—ヴァルター・ベンヤミンにおける写真のメタモルフォーゼ;記憶の色—ヴァルター・ベンヤミンと牛腸茂雄の身振りを通して;「歴史の場」の航海者—「写真家」多木浩二)
「BOOKデータベース」 より