安全保障を問いなおす : 「九条--安保体制」を越えて

書誌事項

安全保障を問いなおす : 「九条--安保体制」を越えて

添谷芳秀著

(NHKブックス, 1239)

NHK出版, 2016.4

タイトル別名

安全保障を問いなおす : 九条安保体制を越えて

タイトル読み

アンゼン ホショウ オ トイナオス : 「キュウジョウ--アンポ タイセイ」オ コエテ

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注記

参照文献: p267-272

内容説明・目次

内容説明

日本の安全保障をめぐる議論がふたたび盛んになりつつある。だが右派と左派の論争はいつも噛み合わないし、実は中身もない。なぜか?本書は、真の戦略をめぐる議論の実現を阻んできたのは「九条と日米安保の組合せ」だったとみる視点から戦後史をたどり、可能性のあった唯一の例として九〇年代の日本の経験に着目する。そこではリベラルな対外関係と憲法観の変化が生じていた—。安全保障論議の不毛、左右の反目、過度の対米依存を脱するため、九〇年代を参照し、戦争への反省に立った改憲を視野に入れつつ、近隣国との協力について明快で具体的な将来像を示す提言の書。

目次

  • 序章 日本の安全保障—何が問題か
  • 第1章 冷戦期の国際環境と日本外交—「九条‐安保体制」の形成と定着
  • 第2章 国際主義の覚醒—一九九〇年代の日本外交
  • 第3章 冷戦後の日米同盟—漂流からグローバル化へ
  • 第4章 国際主義から自国主義へ
  • 第5章 「九条‐安保体制」を越えて
  • 終章 一国では生きられない

「BOOKデータベース」 より

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