小説の思考 : ミラン・クンデラの賭け
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小説の思考 : ミラン・クンデラの賭け
平凡社, 2016.4
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小説の思考 : ミランクンデラの賭け
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ショウセツ ノ シコウ : ミラン・クンデラ ノ カケ
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Description and Table of Contents
Description
翻訳者がみた作家・作品を介した対話。「近代のイメージとモデル」であった小説に賭け、「実存の未知な部分」を探ろうと果敢な挑戦をつづける「反現代的なモダニスト」の半世紀の軌跡。ほとんどの作品を訳したからこそ書きえた「個人的」クンデラ論。
Table of Contents
- 第1章 小説の発見(前史;小説への途—実作以前の小説概念;『小説の技法』—実作者の小説観;クンデラとカフカ)
- 第2章 小説の創作1—チェコ時代(短編集『可笑しい愛』あるいは性をめぐる人間喜劇;『冗談』あるいは社会主義の経験の実存的決算;『生は彼方に』あるいは反抒情詩としての小説;『別れのワルツ』あるいは終末論的なブラックユーモア)
- 第3章 小説の創作2—フランス亡命時代(『笑いと忘却の書』—小説の新しい形式を求めて;『存在の耐えられない軽さ』あるいは未経験の惑星;『不滅』あるいはフランス小説)
- 第4章 小説の創作3—フランス語表現の時代(表現言語の変更;フランス語による小説)
- 第5章 小説的エッセー(『裏切られた遺言』;『カーテン』と『出会い』;クンデラとサルトル;クンデラの反ヒューマニズム?)
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