「華人」という描線 : 行為実践の場からの人類学的アプローチ
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書誌事項
「華人」という描線 : 行為実践の場からの人類学的アプローチ
風響社, 2016.3
- タイトル別名
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華人という描線
- タイトル読み
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「カジン」ト イウ ビョウセン : コウイ ジッセン ノ バ カラノ ジンルイガクテキ アプローチ
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注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
「華人学」2.0を目指して。循環論に陥りがちな従来の言説を離れ、「華人」と語られ、「華人」が行うとされる状況に寄り添い、無数の差異から立ち現れるものを凝視。本質主義をめぐる議論の呪縛を解き放ち、新たな地平を目指す貴重な試み。
目次
- 第1部 理論篇(序論—「華人学」の循環論を超えて;社会現象としての「対象」をいかにして捉えるか—行為中心的アプローチの可能性)
- 第2部 「華人」という枠組みを問う(タイで「華人性」を考える—ある「華人廟」からの問い;上座仏教を実践する「華人」たち—マレーシアの上座仏教徒についての考察;オランダ在住「プラナカン」の語りに見られる「華人性」の再検討)
- 第3部 想像された「ホーム」、記憶の中の「ホーム」(甘いかおりと美しい記憶—マレー半島の喫茶文化コピティアムとノスタルジアについて;つながりに生きる—「チャイニーズ」の“roots”と“routes”に関する考察)
- 第4部 実践の深みへ(シンガポールのハングリー・ゴースト・フェスティバルとスペクタクル化する儀礼—立ち現れる「華人」のイメージとその内実;インドネシアの国家英雄ジョン・リー—「華人」という「主体」の物語を問う)
「BOOKデータベース」 より