中古中世語論攷
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中古中世語論攷
(研究叢書, 475)
和泉書院, 2016.5
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チュウコ チュウセイゴ ロンコウ
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
810.2||O48110071261
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文献あり
Description and Table of Contents
Description
五十年に亙る研究成果を語法篇・語彙篇・キリシタン資料篇の三篇に収める。語法篇では、推定伝聞の助動詞「なり」、助動詞「つ」「き」の用法、「申す」「聞こえさす」「聞こゆ」の敬意の差、受益敬語「てたぶ」の成立などについて論じ、語彙篇では『首書源氏物語』に見られる清濁や「ウソ」「ハッケヨイ」の語源について考察する。キリシタン資料篇では、ポルトガル語の文法書と辞書を用いて、オ段長音の開合、日葡辞書の和訳の問題などについて取り上げる。
Table of Contents
- 語法篇(推定伝聞の助動詞「なり」について—その承接と意味;今昔物語集の「今夜」と「前夜」と;源氏物語の「給ふる」「侍り」について;「申す」「聞えさす」「聞ゆ」—官位・身分・人名を承ける場合について;中世の敬語—受益敬語について;「御導師遅く参りければ」の解釈をめぐって)
- 語彙篇(源氏物語用語の清濁について;「けそん」は「家損」なりや—源氏物語用語考;「ウソ」の語源;「ハッケヨイ」の語源)
- キリシタン資料篇(オ段長音の開号について—ロドリゲス『日本文典』覚書;日葡辞書の和訳について;日葡辞書のVqev^oの語義—ficar deuendoの訳語について;「アサガレイ(朝餉)」のことなど—日葡辞書のことば;日葡辞書の「サメ」「フカ」「ワニ」について)
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