試練と挑戦の戦後金融経済史

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試練と挑戦の戦後金融経済史

鈴木淑夫著

岩波書店, 2016.5

タイトル読み

シレン ト チョウセン ノ センゴ キンユウ ケイザイシ

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注記

参考文献: p235-239

内容説明・目次

内容説明

物価安定と経済発展という時に矛盾する二つの目標の間で、金融政策は揺れ動いてきた。その揺らぎがインフレやデフレ、バブルや恐慌といった結果をまねき、私たちの生活を大きく振り回してきた。どうすれば安定した暮らしを実現できるのか—そのために日本銀行は試練と挑戦、成功と失敗を繰り返してきた。金融政策に深く関わった著者が、その歴史をたどり、未知の領域へと突入した日本経済の行く末を探る。

目次

  • 1 発展期の日本経済と金融政策(占領下の金融政策—インフレ下の産業復興と防がれた「恐慌」;高度成長期へ—恵まれた国際環境;転機—国債発行と経常収支の黒字定着;「強い国・日本」—最後の輝き)
  • 2 日本経済の挫折(バブルの発生—国際政策協調という「拘束」;バブルの崩壊とバランス・シート・リセッション—忘れていた昭和金融恐慌;防げなかった「恐慌」と「失われた15年」=デフレの始まり—「財政再建至上主義」に踊らされた政治)
  • 3 金融政策の新たな挑戦(ゼロ金利と量的緩和=非伝統的金融政策—ゼロ成長からの回復;米欧の金融危機と世界同時不況—消えたデフレ脱却;そして異次元へ—効いているのか;出口はどこに—マイナス金利政策の行方と膨らむリスク;どうなる日本経済—アベノミクスを超えて)

「BOOKデータベース」 より

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