利休聞き書き「南方録覚書」 : 全訳注

書誌事項

利休聞き書き「南方録覚書」 : 全訳注

筒井紘一 [著]

(講談社学術文庫, [2375])

講談社, 2016.7

タイトル別名

すらすら読める南方録

利休聞き書き南方録覚書 : 全訳注

タイトル読み

リキュウ キキガキ 「ナンポウロク オボエガキ」 : ゼンヤクチュウ

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注記

原本: 「すらすら読める南方録」2003年刊

本書収録『南方録』は博多円覚寺本(立花実山自筆書写本)による

シリーズ番号はブックジャケットによる

参考文献: p188-189

内容説明・目次

内容説明

千利休が確立した茶法を伝える『南方録』は、高弟南坊宗啓が師からの聞き書きをまとめたものとされる。利休没後百年忌にあたり、筑前福岡藩黒田家家老、立花実山に見出され、自筆本が伝世。「覚書」はその巻一で、茶法の根本を述べる。茶禅一味をめざす草庵茶の精神と美意識とを端的に伝える、平易な訳とわかりやすい解説を付す。原文は総ルビ付き。

目次

  • 宗易ある時、集雲庵にて茶湯物語ありしに—茶の湯の心が深められるわび茶
  • 宗易へ茶に参れば、必ず手水鉢の水を—手水鉢を使う意味
  • 宗易の物がたりに、珠光の弟子、宗陳・宗悟と—利休の師匠
  • 客・亭主、互の心もち、いかやうに得心して—叶うはよし、叶いたがるはあしし
  • 露地に水うつ事、大凡に心得べからず—露地に水をうつ三露の意味
  • 露地の出入は、客も亭主もげたをはくこと—雪駄を考案した利休
  • 小座敷の花は、かならず一色を一枝か二枝—わび茶の花は軽く生ける
  • 花生にいけぬ花、狂歌に、花入に入ざる花は—禁花の歌
  • 夜会に花を嫌ふこと、古来の事なりしを—夜会にも白い花
  • 或人、炉と風炉、夏・冬茶湯の心持、極意を—夏は涼しく、冬は暖かに〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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