21世紀に安部公房を読む : 水の暴力性と流動する世界
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21世紀に安部公房を読む : 水の暴力性と流動する世界
勉誠出版, 2016.7
- タイトル読み
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21セイキ ニ アベ コウボウ オ ヨム : ミズ ノ ボウリョクセイ ト リュウドウ スル セカイ
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注記
参考文献: p297-306
内容説明・目次
内容説明
『壁』、『第四間氷期』、『砂の女』など多くのテクストに繰り返し登場する水の表象と、流動する世界を描いた作品群から、固定概念をゆるがすもの=「怪物」としての文学を考察。時代の転換期に成長し、戦後復興とともに創作を続けた作家の思想を、9.11、3.11を経て世界に読み直す。
目次
- 序章 安部公房の思想と時代
- 第1章 “怪物性”という概念と安部公房の文学論
- 第2章 水の表象と暴力
- 第3章 裁きと排除の空間
- 第4章 「水」と「変形」をめぐる科学的言説の射程
- 結語 水の波動、転換期を渡る方舟—科学の言説による詩学
「BOOKデータベース」 より