禅からみた日本中世の文化と社会
著者
書誌事項
禅からみた日本中世の文化と社会
ぺりかん社, 2016.7
- タイトル別名
-
日本中世の文化と社会 : 禅からみた
- タイトル読み
-
ゼン カラ ミタ ニホン チュウセイ ノ ブンカ ト シャカイ
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注記
文献あり
収録内容
- 禅とは何か : 末木文美士氏に聞く
- 中世和歌史における「禅」の問題 / 鈴木元 [執筆]
- 室町時代五山禅林は歌壇・連歌壇に何をもたらしたか : 漢語「濫觴」の受容における五山禅林文壇の影響 / 中本大 [執筆]
- 日本中世禅林における杜詩受容 : 禅の宗旨と文学観の連関をめぐって / 太田亨 [執筆]
- 骸骨の物語草子 : 『幻中草打画』再考 / 恋田知子 [執筆]
- 禅の「無」と世阿弥の「無」 : 『六祖壇経』をめぐって / 天野文雄 [執筆]
- 狂言「釣狐」と『無門関』第二則「百丈野狐」 / 大谷節子 [執筆]
- 「茶禅一味」説の再検討 / 神津朝夫 [執筆]
- 絵画から見た禅 / 島尾新 [執筆]
- 禅林墨蹟の二面性 / 野口善敬 [執筆]
- 舎利信仰と禅 : 王権とのかかわりから / 西山美香 [執筆]
- 禅の本としての『方丈記』 : 「流水抄」と漱石・子規往復書簡から見えること / 荒木浩 [執筆]
- 道元「水、水を見る」 : 井筒俊彦の『正法眼蔵』理解の一断面 / 西平直 [執筆]
- 岐陽方秀と世阿弥の交流と「一」への意識 : 室町時代初期の東福寺を中心とした中国風の思想 / 重田みち [執筆]
- 仮山水としての西芳寺 : 中世禅院における山水の枠組みをめぐって / 野村俊一 [執筆]
- 禅宗と医療 / 上田純一 [執筆]
- 宗論の史的考察 / 大田壮一郎 [執筆]
- 月舟寿桂と東国の麦搗歌 / 川本慎自 [執筆]
- 足利将軍の受衣・出家と室町文化 / 原田正俊 [執筆]
- 伝白雲慧暁撰『由迷能起』について / 高橋悠介 [執筆]
- 禅におけるルールと反則について / クリスティアン ウイッテルン [執筆]
- 禅の触発する力 / 船岡誠 [執筆]
- 真福寺大須文庫所蔵写本からみた中世禅 / 末木文美士 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
新たに渡来した禅という仏教思想が、日本中世の文化と社会を触発し、いかに働きかけたか。文学、美術、演劇、建築、茶、社会、思想、それぞれの分野の研究者が、最新の研究状況をふまえて、その新展開を検証する。
目次
- 座談会 禅とは何か—末木文美士氏に聞く
- 第1部 禅と文芸・書画・芸能の展開(中世和歌史における「禅」の問題;室町時代五山禅林は歌壇・連歌壇に何をもたらしたか—漢語「濫觴」の需要における五山禅林文壇の影響;日本中世禅林における杜詩受容—禅の宗旨と文学観の関連をめぐって ほか)
- 第2部 禅と思想・文化・空間の拡張(舎利信仰と禅—王権とのかかわりから;禅の本としての『方丈記』—「流水抄」と漱石・子規往復書簡から見えること;道元「水、水を見る」—井筒俊彦の『正法眼蔵』理解の一断面 ほか)
- 第3部 禅と権力・社会・宗派の変容(宗論の史的考察;月舟寿桂と東国の麦搗歌;足利将軍の受衣・出家と室町文化 ほか)
「BOOKデータベース」 より