「被爆者」になる : 変容する「わたし」のライフストーリー・インタビュー

書誌事項

「被爆者」になる : 変容する「わたし」のライフストーリー・インタビュー

高山真著

せりか書房, 2016.7

タイトル別名

被爆者になる : 変容するわたしのライフストーリーインタビュー

タイトル読み

「ヒバクシャ」ニ ナル : ヘンヨウ スル「ワタシ」ノ ライフ ストーリー・インタビュー

大学図書館所蔵 件 / 64

この図書・雑誌をさがす

注記

博士論文「長崎原爆被災の記憶」(慶應義塾大学, 2012年度) の改稿

参考文献: p319

内容説明・目次

内容説明

ある「語り部」とのインタビューをつづける“わたし”は、彼が「被爆者になる」という語りで表現しようとする生きかたに関心を抱いた。すでに被爆者であるはずの彼は、なぜ「被爆者になる」と語るのだろうか。ロバート・リフトン、石田忠、米山リサらによる優れた先行研究に導かれ、長崎の被爆による極限的な体験をした人々の記憶をいかに後世に伝えるかに苦闘する三人の“語り部”への一〇年にわたるインタビューをとおして、“語りえない”心の痛みを抱えながらどのように日常を生きていくことができるのか、かれら被爆者の存在に限りなく迫る渾身のライフストーリー作品である。

目次

  • 序論 “わたし”という視座からアプローチ
  • 第1章 “語りえないもの”と記憶の語り
  • 第2章 「長崎」の記憶の地図
  • 第3章 「被爆体験」身体的複製
  • 第4章 被爆体験の言説化
  • 第5章 「被爆者になる」ということ

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ