万葉挽歌の表現 : 挽歌とは何か
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書誌事項
万葉挽歌の表現 : 挽歌とは何か
笠間書院, 2016.8
- タイトル別名
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万葉挽歌の研究
- タイトル読み
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マンヨウ バンカ ノ ヒョウゲン : バンカ トワ ナニカ
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注記
博士学位論文「万葉挽歌の研究」(東京大学, 2013年) をもとにしたもの
内容説明・目次
内容説明
万葉集に挽歌として載せられた歌は、編者にそのように判断され配列されたものがほとんどである。歌の作者に「挽歌を詠む」という意識があったとは限らない。では、編者が挽歌だと判断したポイントはどこにあるのだろうか。編者の挽歌観を探ると共に、挽歌部に収載された歌の表現と、収載されなかった表現との違いを見極め、挽歌の成立とその本質を解明する。
目次
- 序章 万葉挽歌研究の視点(万葉挽歌研究史と本書の目的—予備的考察として;万葉挽歌の表現と変遷)
- 第1章 万葉人の挽歌観(有間皇子自傷歌群の意味;有間皇子自傷歌群左注考—編者の挽歌観と意図;山上憶良「日本挽歌」の表現)
- 第2章 万葉挽歌の方法(天智挽歌群 姓氏未詳婦人作歌考;柿本人麻呂「日並皇子殯宮挽歌」の方法—反歌をめぐって;柿本人麻呂「高市皇子殯宮挽歌」の方法;柿本人麻呂「吉備津采女挽歌」の方法—「秋山のしたへる妹なよ竹のとをよる子ら」考)
- 第3章 万葉挽歌の周辺(巻八夏雑歌 大伴旅人の望遊唱和歌考;ホトトギスと死者追慕の歌—万葉歌から中古哀傷歌へ;東歌のホトトギス詠—巻十四・三三五二番歌の考察;倭建命の喪葬物語—『古事記』と鎮魂)
- 終章 万葉挽歌の実体と課題—挽歌とは何か
「BOOKデータベース」 より