地震と文学 : 災厄と共に生きていくための文学史
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地震と文学 : 災厄と共に生きていくための文学史
笠間書院, 2016.8
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地震と文学 : 災厄と共に生きていくための文学史
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ジシン ト ブンガク : サイヤク ト トモ ニ イキテ イク タメ ノ ブンガクシ
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主要参考文献: p336-349
Description and Table of Contents
Description
災厄とはそもそも何なのか。災厄の前に現れ出る自己とは何か。災厄そのものの淵源を大きく問いつつ、村上春樹、小田実等の震災文学から根源的に迫ろうとする。また、災厄の痕跡として、関東大震災直下の連載小説を読み解きながら、現在を照らしてゆく。災厄を文学から思考する野心的な書。
Table of Contents
- 第1部 災厄の起源—文学を通じて考える意味と可能性(「災厄」を引き起こした「わたし」とは何者か;共同性—宙吊りの「わたし」と分有の思考;表象—鏡像としての「震災」;主権—例外状態と災厄の恒常性)
- 第2部 災厄の痕跡—現在を照らす関東大震災直下の連載小説(「震災と文学」から直下の連載小説へ;中村武羅夫「群盲」の亀裂—ある造船争議の結末;震災モラトリアム(支払延期令)直下の商魂—村上浪六「時代相」の実験;菊池寛と婦人雑誌の被災—舞台焼失の後始末;震災と新聞小説挿絵—竹久夢二の「眼」;直下の連載小説から「文学の震災」へ)
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